《目次》

浴室洗浄
・色物専用洗濯洗剤 
洗濯洗剤(Vollwaschmittel)  
色物専用洗濯洗剤
フライパン
食器洗い機用洗剤

 

☆STIFTUNG WARENTEST に関しては特集ページ「Kennzeichnung von Waren」をご参照ください。☆

浴室用洗浄剤 (Das große Putzduell STIFTUNG WARENTESTより 20163月の記事

STIFTUNG WARENTESTでは、市販されている浴室用洗浄剤を強力洗浄剤と従来からの刺激の少ない洗浄剤の2つに大きく分類し、それぞれ8種類と10種類についてテストを行いました。
テストは主に洗浄剤を利用したときの、汚れやカルキの落ちはどうか、人や環境への影響はどうか、について実験をしました。

<結果>
強力洗浄剤は特にカルキの洗浄力に優れているが環境や人に負担が大きく、従来からの洗浄剤は洗浄力としては弱いが人と環境に優しいということができます。

1.多くの場合、カルキより厄介なのが石鹸の残りかすです。強力洗浄剤の8種のうち6種類ではカルキや石鹸の残りかすはもちろんのこと、さびの汚れにも効果があることがわかりました。

2.一般には洗浄効果が大きいほど、副作用も大きくなるということができます。そこで、13種類の異なる材質について調べてみたところ、エナメル、セラミックス、アクリル、ゴム、アルミニウム、クロームめっきしたもの、プラスチックについて、負の影響が見られることがわかりました。

3.多くの洗浄剤に関して、洗浄力だけではなく、物質への影響が以前に比べて改善されているということが言えます。特に従来からの洗浄剤は浴槽などの材質に影響の少ないものは人と環境にも優しいことが確認できました。しかし、従来からの洗浄剤の中で“Mr. Muscle”は人の粘膜、例えば目や気管に刺激が強いという結果が出たので、使用する際には窓を開けるなどの対策をとるように勧めています。強力洗浄剤に関しては全てのものに対して換気に気をつけるよう注意喚起しています。

<Tipp> 環境にも人にも優しくなるべく自然に・・

・鏡にカルキの汚れがついたときは、レモン汁をスプレーする。
・浴室の壁は使用後にすぐに水気をふき取り、換気する。
・カルキの汚れが層になってしまったら、酢を薄めたものを使用し、それでもこべりついてしまったものは、コンロ用のシェーバーで注意しながら取り除く。
 

強力洗浄剤

強力洗浄剤は特にカルキに効果があると言えます。強力な割には浴槽自体にはたいていの場合に悪影響はありませんが、粘膜への影響には注意が必要で、特にEDEKAとLidlの洗浄剤をスプレーするときには窓を開け、マスクをするなど対策が必要です。また、使用に際しては、液状でも泡状でも効果に変わりはありません。

  Edeka/Gut & Günstig Power Reiniger Lidl/W5 Power Cleaner Maxx Power Antikal Anti-Kalkschutz Bref Power Kalk & Schmutz Rossmann/Domol Cillit Bang Kraftreiniger Kalk & Schmutz dm/Denk mit Power-Reiniger Multi Power Penny/Blik Power Reiniger Kalk & Schmutz
総合評価(100%)
洗浄力(45%)
    カルキ
    石鹸カス
    さび 判定なし 判定なし 判定なし
浴槽へのダメージ(25%)
霧や泡の吸着力(10%)
環境と健康(20%)

 

従来からの刺激の少ない洗浄剤

日頃からまめに掃除することが大切です。洗浄力を見ると、唯一“Lidl”が石鹸の残りかすに効果が大きく見られました。

  Lidl/W5 Badreiniger Aldi Süd/Zekol Badreiniger Classic Aldi (Nord)/Putzmeister Bad & Duschkabinen Spray dm/Denk mit Badreiniger Sagrotan Bad Reiniger Atlantikfrisch Biff Bad Total Citrus Viss Kraft & Glanz Bad & Dusche Frosch Citrus Dusche & Badreiniger Mr. Muscle 5in1 Bad Total Meister Power Badreiniger
総合評価(100%)
洗浄力(45%)
  カルキ
  石鹸カス 不可
  さび 判定なし 判定なし 判定なし 判定なし 判定なし 判定なし 判定なし 判定なし 判定なし 判定なし
浴槽へのダメージ(25%)
霧や泡の吸着力(10%)
環境と健康(20%)


 

色物専用洗濯洗剤 (Colorwaschmittel STIFTUNG WARENTEST より 26.01.07)

STIFTUNG WARENTESTが行った色物専用洗剤について、そのテスト結果をまとめてみました。
今回、STIFTUNGS WARENTESTは、血液、車の油、スパゲティのソースなど約4400のしみがついた、1トン以上の洗濯物を850回以上洗濯し、テストを行いました。

テストをした15の粉末洗剤のうち、9つが2.1〜2.5の総合得点を取るという、よい結果となりました。
メーカー品のAriel、Persil、Perwollと並び、独自ブランドの安いAldi、Lid、dmもそれに入っているという、
消費者の財布にはうれしい結果となりました。平均してこの安い独自ブランド品の洗剤は一回あたりの洗濯が、メーカー品の半値で済みます。しみ落ちと色持ちは、メーカー品と同様です。

また、テストで使った3つの液体の色物洗剤は、すべての粉末洗剤より劣るという結果になりました。
Coral optimal colorは特に問題がありました。汚れを落とす代わりに汚れを分散させ、何度も洗濯した後の変色も強く、また原料は川や海を汚すものでした。得点は5.2という悪い結果でした。

頑固なシミの場合は、Ariel、dm/Denk mit、Persil Megaperlsが最もよいという結果になりました。
どの洗剤も40度のプログラムでもよく落ち、Ariel、dm/Denk mitは特に油汚れに強く、Persil Megaperlsは紅茶、ワインのシミをよく落とします。コーヒーやジュースのシミは漂白剤入りのVollwaschmittel(全温度対応洗濯洗剤)で落ちますが、色物の場合は漂白剤を使うとシミが薄れるだけでなく、色もあせてしまうのでクリーニングに出すべきでしょう。

よい色物洗剤は色を保護するだけでなく、色が他のものに移るのを防いでくれますがMeister Proper、Sunil Powerはこの点でよい結果となりました。Persil MegaperlsとSchlecker/Asは色合いをよく保ちます。
また液体の色物洗剤も色落ちを防ぎますが、これは液体の色物洗剤のただ1つの利点でしょう。
ほとんどすべての粉末洗剤は環境についてよく考えられていますが、液体洗剤は少なくとも粉末洗剤の2倍のTenside(環境汚染物質)を含んでいて環境によくありません。
Aldi(Nord)/Una,Colal Optimal colorは特に環境によくない液体洗剤といえるでしょう。

 

洗濯洗剤(Vollwaschmittel)(STIFTUNG WARENTESTより 04.03.05) 

毎日の暮らしに欠かせないVollwaschmittel(全温度対応洗濯洗剤)についてSTIFTUNG WARENTESTが調査しました。

<調査方法>
・1200枚の洗濯物(57世帯から出た1.5トンと1研究所からでた洗濯物)を専門家が清潔さと白さを評価しました。
・染み落ちのテストでは、研究所で5500の染みを追加塗布しました。

<結果>
洗剤は以前と比べると総合的に良くなりました。しかし、Vollwaschmittelは特に白い洗濯物用に作られており、漂白剤を含んでいるため見た目が明るくなり、色はすぐに褪色してしまいます。

驚いたことに、安売り店のオリジナルブランドの洗剤が安くてよく落ちるという結果となりました。一番良い結果("gut"で2.2点)を出したのは、AldiのTandil Ultra Plus、LidlのMaxitrat Ultra-Plus、Rossmannのdomol Super-Compact、SchleckerのMueller又はAS Ultra-Plusで、価格も洗濯1回当たりのコストは11〜13セントととても安くなっています。

一方、大手メーカーのものはやや劣る結果となりました。例えば、Ariel Compactは40℃の洗濯で他社のものにくらべ染みが良く落ちたのですが、時間とともに灰色がかってきたことがマイナス評価となりました。1回当たりのコストは22セントと、安売り店のものの倍となっています。Weisser Rieseもこれらの安いものには勝てませんでした。
特に目立ったのは、Mr.Proper CompactとSpee Megaperlsの品質("befriedigend")で、最下位はSunil("ausreichend")でした。Sunilのcitras frische Vollwaschmittelは60度で洗濯しても紅茶や赤ワインの染みがハッキリ残ってしまいました。Persilは大手メーカーの威厳を守りました。Megaperlsは上記の安い洗剤と同様に良く("gut"で2.2点)、安売り店のものと同順位でした。特に頑固な染みに対してはより効果がありました。
Persilは昔から変らずトップメーカーであると言えますが、もちろん値段は安くありません。1回当たりの値段は27セントで、安売り店の2倍となっています。

<環境対策及び消費者サービスに関して>
安売り店は大手メーカーの作る洗剤をよく研究していると言えますが、企業責任に関してはまだあまり問題にしていないようです。大手メーカー(Henkel、P&G、Lever Faberge)は社会的責任を担うべく環境に優しい製品を作ったり、消費者の為のホットラインを設けてどんな質問にも無料で答えられるようになっています。
一方、AldiやLidlなどのディスカウントショップは、STIFTUNG WARENTESTの調査に対して情報提供を拒んだり、消費者の質問にも答えてはくれません。Rossmannだけは環境保護や社会的に役立つ商品に関してイニシアティブをとっています。

<上手に洗濯する為のTIPP>
1)仕分け:色物には色物専用洗剤(Colorwaschmittel)を使い、Vollwaschmittelは白物のみに使用しましょう。
  黒など濃い色の洗濯物にも普通の色物洗剤で安く且つ、きれいな色に洗えますので黒色専用洗剤を使う
  必要はありません。又、デリケートな素材にはウールや絹など専用の洗剤を使いましょう。
2)温度:水温が高い程、エネルギーを使います。せいぜい60℃までで、色物は30〜40℃で洗いましょう。
  煮沸洗いはオムツや感染症の場合にのみ使いましょう。
3)洗剤の量:水の硬度が高いほど多くの洗剤が必要です。洗濯物や洗濯機に付着しカルキが汚れ落ちを
  邪魔します。地域の水の硬度を確認してみましょう。
  又、水の硬度や洗濯物の量・汚れに応じて、正しい洗剤の量を使用しましょう。
4)洗剤カス:洗剤カスが残る場合、洗濯物を詰め込まず、水を多めに入れるように設定するか、又は
  洗剤の量を減らしてみてください。
  洗剤入れが詰まって充分洗剤が行き渡らない場合がありますので、小袋や球状の洗剤入れを使用し、
  直接ドラムの中に入れるとよいでしょう。
5)臭い:もし色物衣類が臭う場合には、例外としてVollwaschmittelを使って低温度で洗濯してみましょう。
  時々洗濯プログラムを変える(高温で洗ったり低温で洗ったりする)ことにより、病原菌や臭いを防ぎます。
6)染み:洗濯前に、SilやAce、Oxi Cleanなどの染み取り剤を利用しましょう。

 

色物専用洗濯洗剤[Colorwaschmittel] (STIFTUNG WARENTESTより)  ※2005年

ドイツでは、総合洗剤、色物専用、白物専用等の用途別、又、粉末や液体、タブレットなど形態も様々な洗濯洗剤が売られています。 今回は、一番使用頻度が高いと思われる色物専用洗濯洗剤について、STIFTUNG WARENTEST が行ったテスト結果をまとめてみました。 57世帯で19種類の洗剤を使って15週間テストしました。口紅等の頑固な染みもきれいに落ちるかどうかを調べる為に、 故意に適度な染みをつけ、40℃で5回、10回、15回洗濯した後にどれだけきれいになっているかで判定されています。 

結果:
最高の評価を得たのは、Procter&Gamble社の"Ariel Sprundel-Aktiv Compact"ですが、通常洗い1回辺り25Centと高めです。 第2位のHenkel社の"Persil Megaperls Color"は更に高い31Cent。一方、Aldi、Lidl、Schleckerの独自ブランドは、1回辺り 12-13Centと安いにも関わらず、汚れはよく落ちており、"Persil"と同等の評価となっています。トップのArielとの評価ポイントも わずか0.2ポイント低いだけですが、値段は約半分というコストパフォーマンスの良さに注目したいところです。 

粉末と液体どちらがよいか?:
基本的には、粉末洗剤には硬水を軟水にする成分が含まれている為、よく落ちるようです。水溶性でないカルキを分解する効果が液体洗剤には欠けています。液体洗剤は総合的には満足できるものですが、川や海で分解されない 化学物質を多く含んでいる為、環境を汚染すると言われています。特にAldi、domalと Persilの液体洗剤には、環境に問題ないとされているEUの基準を超えた量が含まれている点が批評されています。 

洗剤カスが気になる?: 
総合的に粉末洗剤の方が良いとされているにも関わらず、市場の約20%の消費者は液体洗剤のほうが衣類にやさしいので良いと考えているようです。それを立証することはできませんが、液体洗剤の長所を挙げるとすると、それは洗濯物に洗剤カスが残らないという点です。 粉末洗剤の場合、特に低温で短時間洗いの場合や、濯ぎがうまくいかないときなどには、洗剤カスが残る可能性があります。しかし、実際にStiftung Warentestでテストしてみたところ、粉末染みはほとんど認められず、あったとしても、叩き落とすことができる程度のものだということです。

 

フライパン (STIFTUNG WARENTESTより 16.12.2004) 


17種類の直径30cmまでのコーティング加工されたフライパンをテストしました。

Polytetrafluorethylen (PTFE) 加工は、焦げ付きを防ぎ、油分なしでの料理を可能にします。PTFEは、本来、凍結技術であり、飛行機の製造過程で利用されていました。台所用品では、テフロンの商品名でよく知られています。アルミニウム(Aluminium)、アルミニウム鋳造物(Aluguss)、あるいは特殊鋼(Edelstahl)でできたフライパン本体に特殊な接着剤でPTEF加工を施しています。マイナス200度から250度まで、温度に関わらずこの加工層は安定しています。

PTEFは身体に有害なものではないといって差し支えないでしょう。450度以上で有害な物質を発生しますが、通常の調理時に、このような高温になることはまずありません。PTEFが剥がれて料理に混入した場合も心配はありません。体内に入ったPTEFは胃酸によって分解されることなく、そのまま体外に排出されます。

PTEF加工フライパンの弱点は、傷つきやすいことです。PTEFは極めて薄く加工されており、金属のナイフ、フォーク、フライ返しの使用は、ひっかき傷の原因となります。金属たわしなど硬いもので洗うのも避けましょう。また温度が200度以上になると、PTEF加工は特に傷つきやすくなります。空焚きで200度以上になると、熱を逃がすことができなくなり、PTEF加工された表面は徐々に茶色くなり、はがれていきます。

PTEF加工が長持ちするのはFissler Coutryがテスト結果No.1:
鋼球と水とミネラル成分を(Korund)混ぜた物をフライパンにいれ、45分間規則的に激しくゆすって実験しました。これは毎日、長期間にわたって使用するのに相当します。この磨耗テスト後もアルミニウム鋳造物製のFissler Coutryは焦げ付きませんでした。非常に優れたPTEF加工がされてるフライパンといえるでしょう。価格は80ユーロです。より安い価格で、高成績を修めたのは、Tchiboのアルミニウム製フライパンでした。特別価格の13ユーロで販売されたいた時期は、大変お買い得だったといえます。
テストで良い結果を出したフライパンのうち、低い価格帯のものは、Berndes Alu-Specials、25ユーロでした。Tchiboのフライパンとは違い、通常、この価格です。他方、価格帯が高いフライパンでは、WMF Presto (アルミニウム製、65ユーロ)とSilit Allegro (アルミニウム鋳造物製、60ユーロ)が良い結果を得ました。特殊鋼製で一番良い結果を修めたのはWMF Komfort、97ユーロ。しかし、本体も1.6kgとかなりの重量級です。

「調理」テストでは:
調理のしやすさは、PTEF加工の良し悪しであり、重さには関係ないようです。つまりフライパンの品質をきめるのは、材質によるようです。Tefal Ambianceはわずか900gで、底は3.02mm。加熱も早いです。相対して、最も重たいフライパンはGastrolix Nanoで、重さ1.8kgで、底の厚さは8.16mm。二倍の重量で、テストの結果も二倍良い、ということにはなりませんでした。

 

 

食器洗い機用洗剤[Geschirrspueler-Tabs](STIFTUNG WARENTESTより) ※2004年

STIFTUNG WARENTESTによると、10人中8人が食器洗い機用洗剤として、その扱いやすさから、粉ではなく、タブを使用しているそうです。タブの主流は、リンス(Klarspüler)と軟水化成分(Enthärter)を含んでいるものです。 13メーカーのタブをテストしました。

2大ブランドのSomat(Henkel)とCalgonit(Reckitt-Benckiser)、その他スーパーマーケット独自ブランド、Aldi、 Schlecker、Penny Reinny、Rewe ja!、Lidl W5、Markant Minel、Spar Die Sparsamen、Tip Compact が満足の行く洗浄効果をみせました。2大ブランドは、タブ一つ約 14 Centなのに対し、他スーパーマーケット独自ブランドは約5-7 Cent。一回の洗浄にかかる費用の差に注目したいところです。

タブの成分は2大ブランドもスーパーマーケット独自ブランドもほぼ同様です。タブに含まれるリン酸塩によって、カルキ跡が食器に残るという心配はなくなりました。但し、このリン酸塩は、川や海で分解されないため、家庭排水から処理場にて取り出さなければならず、環境に優しいとは言えないようです。