<目次>

ギリシャ クレタ島 


アドリア海の真珠クロアチア
スペイン・アンダルシア地方

 

クレタ島(ギリシャ)(2004)

「青い海に映える白い壁」のイメージが強いギリシャの島々ですが、その中で最も大きなクレタ島はそのイメージとは違って、赤茶色の大地にオリーブ畑の広がる自然豊かな島です。日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、夏にはヨーロッパ諸国から多くの観光客で賑わうインターナショナルな一大リゾート地です。
ビーチだけではなく、冬にはスキーもできる2000M級の山々があり、また、ヨーロッパ最古の文明の発祥地でもあるため、この島では海と山のリゾートとカルチャーを一度に味わうことができます。
今回、私はイラクリオンから30kmほど東へ行ったSissiという小さな村のリゾートホテルに5日間滞在しました。客層は家族連れがほとんどで、国籍も様々、ホテルの従業員は英語・独語・仏語・・・と数カ国語話せます。旅行者はレンタカーで遺跡めぐりをしたり、お気に入りのビーチを探して泳ぎに行くようです。私達はヨーロッパ屈指の渓谷と言われる「サマリヤ渓谷」には遠くて行けませんでしたが、イラクリオンやアギオス・ニコラスなど東部地域のドライブを楽しみました。クレタ島西部には、ヴェネチア時代の雰囲気を色濃く残す町、ハニアやレシムノンがあります。とても大きな島なので、長期滞在してあちこち周るのも良いかもしれません。


オリーブ畑に羊の群れなど、島全体がとても牧歌的でのどかな田舎という印象を持ちました。「もっとエーゲ海の雰囲気を堪能したい!」という方もご安心を。イラクリオンからは美しい眺望で有名なサントリーニ島へのクルーズ船も出ています。地域によって雰囲気や特徴が少し異なりますので、旅のプランに合わせて場所を選ばれると良いと思います。

食事はギリシャの代表的な料理であるスブラキ、ムサカ、サジキなどの他に、山羊のチーズのサラダなど、どこへ行っても大抵同じようなメニューです。島だからといってシーフードはあまり期待できません。種類も少なく値段も高いので、気軽に食べるのならカラマリ(イカリングのフライ)がお勧めです。気に入ったのは"Frappe"というアイスコーヒー。欧州ではなかなかお目にかかれない”日本の”アイスコーヒーに最も近く、甘さ加減やミルクの有無を伝えて好みのものを作ってくれます。

今回の旅行をきっかけに、欧州最古の高度な文明発祥の地でありながら、その後はいく度もの争いに巻き込まれてしまったギリシャの複雑な歴史背景についても知るようになりました。また、ギリシャ神話なども読んでおくと、一層興味深い旅になることでしょう。


Agios Nikorausの一角



<主な見所>

【クノッソス宮殿】

ミノア時代の宮殿の中でも最も大きく、ミノス王が怪獣ミノタウロスを閉じ込めるために作らせたという伝説の迷宮として有名です。1900年のイギリス人エヴァンスにより発掘され、当時の様子が解明されるようになりました。初期の宮殿は紀元前2000年頃のものと思われ、その後地震により崩れたものの、紀元前1700年頃に再建されたと言われています。
宮殿は一番高いところで4階建て構造となっており、採光用の吹き抜けや女王の浴室では排水設備もあったといいます。部屋数は1000以上とも言われ、食物を貯蔵した大規模な倉庫跡もあり、当時の豊かな宮殿の様子がうかがえます。また、城壁を持っていなかったことから、当時は平和的な時代が続いていたと考えられています。ここの遺跡のオリジナル壁画や出土品はイラクリオンの考古学博物館に展示されています。


クノッソス宮殿遺跡

【東部リゾート地】

・Agios Nikoraos〜Elounda:高級リゾート地といわれますが、のどかな港町の雰囲気です。
 ビーチは小石や岩場が多いですが、海水はきれいです。

・Vai:クレタ島では珍しくヤシの木が茂る砂浜のビーチで有名です。

<クレタ島のこぼれ話>
・クレタ島の海は「エーゲ海」ではなく、「クレタ海」という名称です。島なので、海風が涼しく朝晩は気温が下がります。真夏でも長袖は必需品です。

・スペインの画家、エル・グレコは実はクレタ島出身で、本名はドミニコス・テオトコプロスといいます。クレタ歴史博物館には彼の作品が展示されています。

・レンタカーをする際の注意。クレタでは、追い越し車線が無い通常の道でも遅い車は路肩に寄って(車線をまたいで) 走っていました。 周りの車を見てルールを確認しましょう。

 

アドリア海の真珠 クロアチア(2004)

輝く太陽、青い空、青く澄みわたった海、切り立った断崖絶壁・・・クロアチアには“アドリア海の真珠“と呼ばれるドブロヴニクを始め、中世より海洋交易の要として栄え400年以上前の町並みを残している都市が点在しています。そして夏は特にアドリア海を目指して世界中から観光客が訪れます。しかし、一方で1990年に始まった独立戦争の傷跡は市街の建物、人々の心にも深く刻まれていることも感じざるを得ません。クロアチア(首都ザグレブ)は、人口約450万人、アドリア海の対岸にイタリアを臨む国です。大きく分けて、湖、滝、森林などの自然豊かな内陸に深く入り込む地域と、アドリア海に沿った地域で形成されています。


私は、アドリア海沿岸の町に一週間滞在し、ドブロヴニクを訪れたり、フェリーで島に行ってみたり、夏を満喫してきました。とにかく海の蒼さと透き通る海水には感激しました。さまざまな言葉で賞賛されるとおりの期待を裏切らない町という印象を持ちました。ホテル、お店の人もとても親切で明るく、言葉も当地の方がおっしゃるには、年配の方はクロアチア語とドイツ語、若い方ほど英語、そして最近の観光客の増加によりフランス語もかなり通じるとのことです。お食事も、新鮮な海の幸を使ったものがとてもおいしく、フェリーの上で、取れたての魚をそのまま焼いてくれ、サラダとフランスパンとクロアチアワインでのランチは、豪華ではありませんが、最高の贅沢を感じました。市街のレストランでは、イタリア風の魚介のお料理を食べましたがそれもとてもおいしかったです。

また、7〜8月にかけては、ドブロヴニク、スプリット、ザグレブの旧市街では、さまざまなフェスティバルが開催されています。因みに我が家では、夜はフェスティバルには行かず、近くの海で10時頃までやっていた水球の練習を見ていました。


アドリア海に点在する村



<クロアチアの世界遺産>

・プリトヴィッツェ湖国立公園

ザグレブの南120キロ、ボスニア国境近くの山系に16個の湖があり、高い湖から順にせせらぎや滝を作って流れています。その景観は美しく、森が広がり、珍しい鳥も生息しています。
・ドブロヴニク旧市街

クロアチアで最も美しいといわれる城壁に囲まれたアドリア海沿岸の町。この城壁は7世紀以降に築かれ、城壁内の建造物はほぼ完全に保存されています。町を縦に貫くメインストリート近くに、宮殿、教会、大聖堂、修道院など見所があり、メインストリートから一歩横道に入ると迷路のような階段のある道が張り巡らされ、タイムスリップしたような気分になります。

街を取り囲む城壁から眺めたドブロヴニク旧市街

・スプリット史跡群とディオクレティアヌス宮殿

ローマ帝国のディオクレティアヌスが築いた巨大な宮殿で、その晩年を過ごしたといわれています。また、ジュピターの神殿、並木道、クロアチア初期の教会など、昔のままの状態で広がっています。



・ポレッチ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群


・古都トロギール

<クロアチアこぼれ話>

1.黄金の国ジパングを始めてヨーロッパに紹介したマルコポーロは、アドリア海のコルチュラ島で生まれたクロアチア人であるといわれ、コルチュラ島には“マルコポーロの家”が残され博物館になっています。

2.ダルマチア犬は、アドリア海沿岸のダルマチア地方の産です。

3.クロアチアはネクタイ発祥の地です。英語以外のヨーロッパの言葉ではネクタイは“クラヴァト”といわれますが、これはクロアチア人を意味するクロアトに由来するそうです。ザグレブには、クラヴァトの本家としてネクタイメーカーポトマック社が“CROATA”ブランドでネクタイとスカーフを作り販売しているそうです。

4.シャープペンは、1906年にクロアチア人のペンカラ氏が発明したものです。ペンカラ氏の子息は今でもクロアチアで元気に暮らしています。


 

スペイン・アンダルシア(Andalusien)(2004)

12月25日から1月1日までクリスマス休みにスペイン・アンダルシア地方をレンタカーで周遊旅行をしました。今回の旅行はレンタカーということで目玉となる観光地はもちろん道沿いの風景を楽しみながらの気ままな7泊8日の旅となりました。

ドイツと同じEU国とは言うものの国民性の違いはかなり大きく、Jerezではロータリーを逆行して、ノーヘルメッツト、2人乗りで走る原付自転車、挨拶代わりにならされるクラクション、赤信号でも平気で直進する自動車と、飛行場からJerezのホテルまでは自分達が異星人になった気分でしたが、旅の終わりにはすっかりなじんでしまいました。もちろん法に触れることは何もしませんでしたが!!(どのレンタカーにもかなり細かな傷がついていました。道路交通事情を考えると旅の終わりには理解できました。返却時のトラブルを避けるため借りるときに傷をすべて申告することをお忘れなく。)

またお国柄か、活動時間帯におおきなずれがあるようで、レストランは夜9時ごろにならないとオープンしなかったり、午後2時以降休憩時間をとるお店、観光名所があったりと旅のはじめは少し混乱してしまいました。私達も午後はホテルに帰って早めにお風呂に入ってしばらくお昼寝をしてからもう一度町に行くというパターンで活動しました。またタクシーが非常に安く初乗りが1Euro 以下でした。夜遅く治安のあまり良くない町に行くときは短い区間でも利用したほうが良いと思いました。

旅に出るといつもその町の記念になる土産を探します。今回お土産に選んだのはJerez のシェリー酒とSevilla のタイルです。特にSevillaでは旧市街にはたくさんのお土産屋さんがあって色とりどりのタイルは目を楽しませてくれました。今回のスペイン・アンダルシア旅行で見たタイルを敷き詰めたパテイオ、その清潔さとシンプルさに魅せられた私は日本の我が家の一角にちっちゃなパテイオを作ってみたいという無謀な考えを膨らませ、その実現のため色々聞いてみたところ住宅用のタイルを扱うお店が新市街(サン・テルモ橋を渡ってすぐ)にあると教えてもらいました。種類、量とも十分で私の買ったものはメートル売り、つまり10cm×20cmのタイルが5枚で12,2ユーロでした。旧市街で見かけたマグネットのタイルなども扱われており、値段もこちらのほうが安いです。いつの日になるか、また上手く日本のタイル職人さんが仕事をしてくれるかは保障がありませんが、夢のある買物ができたと大満足です。 (A)

タイルのお店:"Ceramica Artistica Sevillana Gozalez,S.L."
                        C/.Callao,8  Tel:4342513

<アンダルシアのアルバム>


Jerezのクリスマスイブ


Granada アルハンブラ"王のみが勝利者"と書かれた入口


Sevilla ヒラルダの塔


Cordoba Mezquita 内