ラインブリュッケスタッフが実際に訪れたドイツ国内の観光地を旅行記としてご紹介します。
旅行プランのご参考にしていただければ幸いです。(2004)

《目次》

北ドイツ・エリカ街道の旅
マイセン
モーゼル地方
バイエルン地方〈ニュールンべルク・パッサウ・レーゲンスブルク〉
ドイツの名城 〈Schloss Ludwigsburg・Burg Hohenzollern〉
国境を越えてドライブ −黒い森地方−
Museum に行こう! (ベルリン&ミュンヘン)

 

 

北ドイツ・エリカ街道の旅 

エリカ街道は、Himmelblau(ヘブンブルー)のバルト海、広大な原野、エルベ川と北海を結ぶ運河など、北ドイツの特徴ある自然とハンザ同盟都市が栄華を極めた時代の名残を感じることのできる、約300kmの街道です。
北ドイツのロマンチック街道とも呼ばれるエリカ街道の名は、8月はじめから9月末にかけて咲き乱れるエリカ(ヒース)の花の名前からつけられました。


Lüneburger Heide


Lüneburg(リューネブルク)

LüneburgはHamburg(ハンブルク)の南東約45Kmに位置し、1000年の歴史を誇る、塩とハンザ同盟の美しい町です。 幸運にも戦火を免れたこの町は、多くの文化遺産を残す観光都市としてだけでなく、大学都市としての活気もみせています。町を歩くと、過去の歴史と現在の文化とがみごとに調和し、様々な表情を見ることが出来ます。Altstadt(旧市街)は、おおまかに3つの地域(川沿いの地域、砂地の地域、塩の地域)に分かれており、それぞれの特徴に沿った周回コースが設けられています。

●中世の町市庁舎前のマルクト広場をはじめ、Am Sande(サンデ広場:砂地広場)周辺には、欧州建築史上でも価値の高い様々な時代や様式(ゴシック、ルネッサンス、バロック)からなる民家の数々が並び、独特の景観を示しています。「縄の石」と呼ばれる 、細かなねじり模様の入ったファサードが大変美しく、目を奪われます。その他にも、13世紀に造られた市庁舎や教会、15〜16世紀の住居や職人達の工房、中世の石畳などが美しく修復され、市民の住居や市の施設となって今も活用されています。


Am Sandeの様々な様式の家々

   
●塩の町
Lüneburgの町は巨大な塩の岩盤上に建っており、中世には「白い黄金」として重宝された製塩で非常に栄えました。この塩はLübeck(リューベック)を経て諸外国へも輸出され、ハンザ同盟の富の源泉となりました。しかし、長年にわたって岩塩層から地下水を汲み上げた為に、町のあちこちで地盤沈下を起こしてしまいました。町を歩いていると、地盤沈下によって傾いた家などを見ることができます。現在でも尚、少しずつ沈下しているそうです。ドイツ塩博物館では、目で楽しみながらLüneburgの塩の歴史を知ることが出来ます。

Deutsches Salzmuseum (ドイツ塩博物館)
住所: Sülfmeisterstr. 1, 21335 Lüneburg
電話番号: 04131-45065
開館時間:  月〜金  9.00 〜 17.00 (10月〜4月 10.00 〜 17.00)
土・日 10.00 〜17.00 


 ●ビールの町
塩は喉を乾かせることから、早くからビールが醸造されていました。16世紀には、既に80件の醸造所があり、その数はBerlin(ベルリン)と競い合うほどだそうです。夜になると、町中のレストラン、クナイペは人であふれ、活気に満ちています。 
伝統のあるKronen Brauhaus(クローネ ブラオハウス)の裏にはビール博物館があります。

Brauereimuseum (ビール博物館)
住所:  Heiligengeiststr. 39-41, 21335 Lüneburg
開館時間: 火〜日 13.00 〜16.30 (入場無料)

 
●大学の町
ガイドさんの話によると、Lüneburgには約1万人の学生がいるそうです。町には多くの学生寮があり、自転車を飛ばす学生の姿が目立ちました。夜にはナイトライフを楽しむ学生で賑わいます。

●バッハゆかりの町
ヨハン・セバスチャン・バッハは、1700年〜1702年、LüneburgにあるSt. Michaelis教会の聖歌隊員として歌い、又、この教会のオルガン奏者やオルガン製作者から音楽理論とオルガンの構造についての知識を得ました。

●日本の姉妹都市
製塩の町、豊かな観光資源、同規模の人口など共通点の多いことから、1974年に徳島県鳴門市と姉妹都市関係を結んでいます。それ以来、市民レベルでの交流を盛んに行っており、とても親日的です。

●環境推進の町
Lüneburgには芸術家や環境推進に力を入れている人々が多く住み、中世の石畳や建物は、市民の手によって少しずつ修復されているそうです。自転車専用道もオランダ並みに整備されており、学生や観光客で賑わう町中ですが、どこも清潔で、治安もとても良いということです。

●Lüneburger Heide(リューネブルガー・ハイデ)

町の南西には、広大な自然保護地区であるLüneburger Heideがあります。ここは、8月上旬には赤紫色のエリカが一斉に花を咲かせることで有名で、毎年多くの観光客が訪れます。自然保護地区内は、車の乗り入れが一部禁止されており、クッチェ(馬車)が村人、観光客の交通手段として活躍しています。車乗り入れ禁止区域内及び、その周辺には萱葺き屋根のかわいいホテル、民宿がたくさんあります。夏季には、リューネブルクからの日帰り観光バスも出ています。


エリカの咲くLueneburger Heide

●高低差38m船のエレベーター
Lüneburgの北東約5kmScharnebeckには高低差38mのSchiffshebewerkがあります。
エルベ川とMittellandkanal(中部ドイツ運河)は高低差61mもあり、この二つを結ぶElbeseitenkanal(エルベ運河)には二つの堰(Scharnebeck38mとUelzen23m)があり、Schiffshebewerk(船舶昇降装置)を使い、船舶は61mの高さまで昇降されます。周辺には運河の立体交差もあり、夏場は遊覧船で観光できます。

所在地: Scharnebeck Elbeseitenkanal
見学時間: 月〜金 10〜12 14〜17:30 土日祭日 10から17:30(3月15日〜10月31日)


Celle(ツェレ)

700年以上の歴史が息づくCelleは、“北ドイツの真珠”とも呼ばれる美しい街。毎日6時半と18時半に、市教会の塔から吹奏されるトランペットの讃美歌を聴きながら、これらの街並みを眺めていると、まるで童話の世界に迷い込んだような錯覚を覚えることでしょう。

● Fachwerkhäuser(木組み建築群)
旧市街にある石畳の道沿いには、16世紀から18世紀に建てられたイエロー、グリーン、ブルーなどカラフルな木組みの家が500以上も並んでいます。

● Schloß (宮殿)
旧市街の入り口に建つCelle城は、ハノーファー王家(イギリス王室、モナコ王室とも関係が深く、家系は現在に続いています)の先祖であるブラウンシュヴァイク・リューネブルク公爵の居城。白亜の城の左右にある2つの塔は、右がルネサンス、左がバロックと異なる様式に建てられています。城内は見学が可能です。
また、ボーマン博物館ではCelleの歴史を知ることができます。そして、博物館の近くの路上には、手をふれると幸せになるという言い伝えのある「銀の蹄鉄」がはめ込まれているので、探してみてはいかがでしょうか。


Schloß 

● Celle郊外
Bergen-Belsen強制収用所跡
「アンネの日記」で知られるアンネ・フランクは、ツェレの北約20Kmに位置するBergen-Belsen強制収用所で、15歳の短い生涯を終えました。その跡地には、資料館と慰霊碑があります。皮肉にも周辺はドイツ軍戦車部隊の訓練施設で、爆撃音と地響きが聞こえてきます。

名称: Gedenkstatte Bergen-Belsen
所在地: 29303 Lohheide
Info: www.bergenbelsen.de

 
Lübeck(リューベック) 

中世にはハンザ同盟の盟主として君臨し、栄華を極めた古都リューベック。トラヴェ川に囲まれた旧市街は、世界文化遺産に登録されています。

●旧市街
・Holstentor(ホルステン門)
街の入口には15世紀に建築された2つのとんがり屋根が印象的なHolstentorがあり、訪れた人を迎えてくれます。現在は市の歴史博物館。
・ 市庁舎
1250年に着工された黒い艶出し煉瓦の市庁舎はリューベックがいかに繁栄していたかを物語っています。内部はツアー見学ができます。
・聖マリア教会
北ドイツ最大のレンガ造りの教会。ゴシック様式のこの教会は、青年時代のバッハがここで演奏されるオルガンを聴くために、仕事を放ってまで訪れたことで有名です。第2次大戦の被害が大きく現在も修復中の箇所があります。
・ブッデンブロークハウス・マン兄弟記念館
リューベックは、ノーベル賞受賞作家トーマス・マンの生誕地としても知られており、大作「ブッテンブローク家の人々」は、メンク通りにある彼の祖父母の家ブッテンブロークハウスを舞台にして描かれました。現在はトーマス・マンとハインリッヒ兄弟の記念館として公開されています。

● Lübeck郊外
・バルト海に面したリゾートTravemünde(トラベミュンデ)
Lübeckの北東20kmのTravemündeは、バルト海を望む高級るリゾート地です。湾内にはヨット、しばしば大型客船が繋留されています。

・Mölln(メルン)
Lübeckの南30km、ラウエンブルク湖沼地帯にあります。水に浮かぶ赤レンガのかわいい町が印象的です。伝説のいたずら小僧であるTil・Eurenspiegel(ティル・オイゲンシュピ‐ゲル)で有名な街です。

 

Meissen(マイセン)


エルベ川のほとり、人口3万強のとても小さな街マイセンは、1708年にヨーロッパで初めて白磁の製造に成功して以来、陶磁器と共に発展を遂げてきました。幸運にも戦争の被害を受けることなく、中世の面影が街のあちこちに残っています。

Burgberg(AlbrechtsburgとDom)とマイセン磁器の歴史

ザクセン地方の多くがスラブ民族の支配下であった929年、ゲルマン王ハインリッヒ1世 はこの地にスラブ民族との戦いに備え城砦を築きました。その後1125年からWettin家が支配します。Wettin家は後にドレスデンに移り住み1423年には選帝侯の地位も手に入れます。このWettin家の時代に、マイセンの城の大掛かりな増築が行なわれ軍備のための城からドームなどを合わせ持つ居城としての城(Albrechtsburg)になりました。17世紀末ザクセン選帝侯としてドレスデンにバロック文化を花開かせたFriedrich Augustに、宮廷錬金術師Johann Friedrich Böttger達がヨーロッパで初めて白色磁器の製造に成功したことを伝える書簡が届きました。以来ザクセン選帝侯は、ここマイセンのAlbrechtsburg(アルブレヒツブルグ)城内にBöttgerを住まわせて磁器工房を創設し、この価値の高いマイセン陶磁器を秘密のうちに製造させました。Böttgerは磁器の製造法の秘密を守るため約10年間城に幽閉状態となり、アルコール中毒でわずか37歳の若さで亡くなりました。


エルベ川よりBurgbergを望む


磁器製造の成功を知らせる書簡



Staatliche Porzellnan-Manufaktur Meissen(マイセン国立磁器工房)

1710年に設立されて以来19世紀中頃までAlbrechtsburg 城内にあった工房は、1865年から街の郊外、エルベ川の支流トリービッシュ川のほとりに移されました。見学工房では、マイセン磁器ができるまで作業工程を実演して見せてくれます。展示ホールでは、約2万点以上の膨大なコレクションの中から、発明当初から現在に至るまでの約3000点が展示されています。この展示品は毎年部分的に交換されます。マイスター養成学校も併設されており、初心者でも参加できる絵付けセミナーも開かれています。マイセンの高級な素材を使い、工房のマイスターから直接指導を受けながら自分の作品を作ることが出来ます。磁器の好きな方や絵付けに興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか? 工房入り口には軽食も取れるカフェもあり、もちろんマイセン磁器で味わうことができます。
場所: Talstrasse 9, 01662, Meissen 
Tel: 03521-4680
ウェッブサイト: www.meissen.de
展示ホール:  5月1日−10月31日 9時−18時
11月1日−4月30日 9時−17時
※入館は閉館30分前まで(聖霊降臨祭後の金曜日は12時閉館)
  12月24, 25, 26日 12月31日 1月1日は休館
実演工房: 5月1日−10月31日 9時−18時
11月1日−4月30日 9時−17時
※入館は閉館45分前まで
  12月24, 25, 26日 12月31日 1月1日は休館
日本語の音声説明テープ有り。
セミナー: 基礎セミナー(5日間)、磁器絵付けセミナー(3日間/5日間)、サマーセミナー(9日間)、テーマのセミナー(5日間)、
家族の為のクリエイティブセミナー(5日間)等。


ワインレストランVincenz Richter

ポーツェラン発明を告げるJohann Friedrich Böttgerのオリジナル書簡が保存されているほか、店内の調度品は500年の歴史を持ちレストラン全体が博物館のよう。お店の人の手が空いていれば館や展示品の簡単なガイドツアーをしてくれます。また葡萄の木に囲まれた中庭(Weinhof)が特に美しく、ワインでアレンジしたソースやゼリーを使った料理、ワイン風味のアイスなど美味。

<営業時間>
火曜日-金曜日:
土曜日:
日曜日:
Internetアドレス:

16時-23時
12時-24時
12時-22時
www.vincenz-richter.de


Meissen fummel(マイセンフンメル)

マイセンは昔からワインでも有名な町でした。ドレスデンとマイセン間を使者が行き来していましたが、マイセンの帰りは酔っ払って戻ってくる使いが多かったそうです。怒った王はマイセンのパン屋に中が空洞の形が崩れ易いパンを作らせ、マイセンの帰りには使者に持たせることにしました。このパンを壊さずドレスデンに持ち帰ることで、使者の仕事が判断されたのです。

 

 

モーゼル地方

ライン川を南下し、コブレンツから、わき道にそれてみましょう。ルクセンブルク方面にトリアまで直線距離にして約100キロ、モーゼル川が流れ、ちょっとしたドライブを楽しむことができます。 
ブドウ畑を見ながら大きく蛇行したモーゼル川沿いの道を走ると、いくつかの小さな町があり、眺めのよさそうな木組みのかわいいレストランを見つけたらお食事をしたり、ワインを購入したり・・・。比較的大きなワイン農園では、ワイン試飲会を企画しているところもあります。そして、町それぞれに、プールなどの娯楽施設や、小さなショッピング街もありますので、家族経営のかわいい民宿や貸し別荘に宿泊して週末をのんびり過ごすことが出来ます。また、町と町の間には、キャンプ場も点在していました。 これからの緑美しい季節、週末小旅行にいかがでしょうか。(K)

《主な町の観光情報 》

Bernkastel-Kues (ベルンカステル・クース) 
モーゼル川を挟み2つの町があり、木組みの家が美しい。
特にワインの産地として有名
  www.bernkastel.de 

Traben-Trarbach (トラーベン・トラバッハ)
温泉療養地としても有名で、メルヘンチックな門が印象的  
  www.traben-trarbach.de 

Zell (ツェル)
古い家並みがきれいな町
  www.zellmosel.de

Cochem (コッヘム)
丘の上にそびえるお城はもとより、木組みのかわいい町のプロムナードには、レストランやホテルも多い
  www.cochem.de 

・Bad Bertrich (バッド・ベルトリッヒ)

温泉保養地として有名
  www.bad-bertrich.de 


ドイツの母 モーゼル川


ドイツ中世の名城 Eltz

Burg Eltz

この城はモーゼル川沿いの道から少し入った所にあり、うっそうとした針葉樹の森の中に隠れるようにたっているので車で走っているだけではその姿は見えません。Moselkern(モーゼルケルン)またはMueden(ムーデン)の街から城の手前約3kmの所までは車で、その先は徒歩となります。絶好のハイキングコースとはいえ道は舗装されていなく、途中には滑りやすい所もあるので歩きやすい靴で行くことをおすすめします。(E)
ガイド付見学コース:4月〜10月 
毎日9:30〜17:30 

行き方:B416号線をCochm方面へMoselkernまたはMudenの街から城の標識に従って。

 

バイエルン地方 〈ニュールンべルク・パッサウ・レーゲンスブルク〉

歴史の舞台、中世の面影を残すドイツのもっとも美しい城壁都市ニュルンベルクNuernberg。南北、東西ヨーロッパを結ぶかつての水運、商業の中心、異国情緒あふれる国境の町Passau(パッサウ)。その両都市の間に位置し、ケルト文化、ローマ文化の影響、その後、神聖ローマ帝国期には政治の町として栄えたRegensburg(レーゲンスブルグ)。デュッセルドルフからアウトバーン3号線でニュールンベルクまで450キロ、その先レーゲンスブルグまでA3で約100キロ、パッサウまで同じくA3で約100キロです。

Nuerunberg(ニュールンベルク)

大規模な切り妻の館、町の中を流れるペグニッツ川、それらを取り囲む城壁と城(Burg)、中世の面影を残すニュールンベルクはそのドイツらしい美しさゆえに、第二次大戦中はナチスドイツ第3帝国の「思想的首都」として利用されました。戦争で90パーセント以上破壊され、町は壊滅しました。戦後行なわれた戦犯裁判はこの町の郊外で執り行われました。現在まで、見事に町の復旧作業が行なわれ、中世の面影を取り戻しています。注意してみると、主な建物には復旧作業についての史実が書かれた石盤などが埋め込まれており、平和の尊さを訪れる人に訴えているようです。またクリスマス市、ニュールンベルガーソーセージ(Nuernberger Bratwurst)は世界的に有名です。(A)

《城壁の外に位置する見所》

交通博物館(Verkersmuseum)
1835年ニュールンベルグとフュルト間をドイツで始めて機関車が走りました。鉄道関連の展示が特に充実しています。

住所: Lessingstr.6
開館時間: 毎日9:30-17:00

裁判所(Schwurgerichtsaal)
戦後1945年11月20日から1946年10月1日まで、24人のナチ最高幹部と8つの機関(秘密警察、ナチ親衛隊など)を裁く国際軍事法廷が600号法廷で行なわれました。現在も裁判所として使用されているため、平日の見学はできません。

住所: Fuerther Str.110
見学ツアー: 土曜、日曜 13:00〜16:00(事前にツーリストインフォメーションにて要確認)


城壁とペグニッツ川のつり橋


ニュールンベルグ裁判所


Regensburg(レーゲンスブルク)

古くはケルト文化、ローマ文化、その後キリスト教文化の影響を受けたこの町は中世から神聖ローマ帝国の会議(Reichstag)の町として皇帝、選帝侯が集いました。またドナウ川の恵みを受け13、4世紀には裕福な商人によってイタリア風の建築物が建造されました。ドナウの川面に映った町の姿は特にきれいです。旧市街はもちろん郊外にもドイツ郵便、運送事業を取り仕切ったトゥルン・ウント・タクシス家(Thurn und Taxis)の居城やヴエルテンベルク修道院(Kloster Weltenberg)、ルードヴィヒ1世が残した2つの巨大建築物、ヴアルハラ(Walhalla)、開放記念碑(Befreiungshalle)など多くの見所があります。

《郊外の見所》
トゥルン・ウント・タクシス家(Thurn und Taxis)の居城

住所: Emmeramsplatz5 (旧市街から徒歩にて約15分)


ヴエルテンベルク修道院(Kloster Weltenberg)
教会見学のほか修道院ビールとしては最も古い1050年から製造されているビール3種(Dunkel、Hell,Weizen)が購入できます。また軽食のできるレストランもあります。

住所: Kloster Weltenberg 
行き方: (船にてRegensburg~Kelheim経由Kloster Weltenberg行き、または車にて


ヴアルハラ(Walhalla)

住所: Werftstr.8(船または車にて)
見学: 4月1日から9月30日 9:00-17:45、10月1日から10月31日 9:00-16:45 この期間外は要確認


開放記念碑(Befreiungshalle)

住所: Michaelsberg Kelheim
見学: 3月1日から4月30日及び 9月1日から10月30日 9:00-17:00、5月1日から8月31日9:00-18:00 
この期間外は要確認


レーゲンスブルク旧市街


戦勝記念碑



Passau(パッサウ)

ヨーロッパで一番長い川ドナウ川(Donau黒海に注ぐ)にイン川(Inn)、イルツ川(Ilz)2つの川がここで合流し、ドナウ川の水量はここで2倍に増えます。パッサウ旧市街はこれらの川に囲まれるように突き出た幅わずか300メーターたらずの細長い半島です。この地理的条件から中世には河川交通でさかえ、パッサウの商人たちは穀物、ワイン、塩などの貯蔵権も有しました。これらの富は文化においてもこの町を有名にしました。聖シュテファン大聖堂の豪華さその中に納まった世界一大きなパイプオルガン、また市庁舎を始めイタリア建築を取り入れた建物等この町の当時の豊かさ、当時いかにモダンであったかをを表しています。ドナウ川対岸オーバーハウス要塞(Veste Oberhaus)から町全体を見渡すことができます。約45分の船のツアーをはじめオーストリアのLinz(リンツ)、ウイーンへの長距離ツアーの船をここから利用できます。


パッサウ旧市庁舎


聖ステファン大聖堂、パイプオルガン

 

 

ドイツの名城 

Schloss Ludwigsburg

 「シュヴァーベンのヴェルサイユ」とも呼ばれるこの宮殿とその庭園は、ドイツでも最大級のバロック様式で造られています。 1704年に当時の領主エバハルト・ルートヴィヒ伯爵の命により狩猟用の館として建てられたことから始まり、ナポレオンも宿泊したというこの宮殿は、18世紀初頭からほぼ30年かけて建設され、18の建物と452の部屋から成っており、華麗な宮殿内はかつてのヴュルテンブルク公国の栄華がうかがえます。 宮殿内にある磁器工房はカール・オイゲン公時代に、当時の超一流芸術家を招いて設立されたもので、その評価はマイセンにも凌ぐといわれています。 特に30万uもの広さの庭園は、その美しい幾何学模様の花壇と遊歩道で「花咲けるバロック」と名付けられており、西側には自然をそのまま生かした英国式庭園やちょっとした仕掛や遊び道具なども配置してあり、 家族で散歩を楽しむことができます。 (J)

開園時間: 10:00-18:30 (3月中旬〜11月1日)  10:00−12:00、13:00-16:00(11月2日〜3月中旬)
宮殿内はガイドツアー(ドイツ語)による見学。約30分-1時間毎に1回。 英語ガイドツアーは13:30より。
入場料: 宮殿&庭園:大人13.30ユーロ、子供・学生6.50ユーロ 、宮殿のみ:大人4ユーロ
花咲けるバロック庭園:大人7ユーロ、子供・学生3.30ユーロ
(団体券、家族券等もあります。詳しくは窓口でご確認下さい。) 
交通:  Stuttgartから北へ約15Km。Stuttgart市内からSバーンで約20分。 Ludwigsburg下車、徒歩約15分。 


花咲けるバロック庭園


Ludwigsburg宮殿

Burg Hohenzollern

黒い森にある大学都市Tübingenから南へ約20Kmほどのシュヴァーベンの山上にそびえ建つこの城は 、ドイツ史でも極めて重要な「ホーエンツォレルン家」発祥の地です。この一帯を領有していたホーエンツォレルン家 は、その後勢力を伸ばし、プロイセン王国を誕生させ、「軍人王」と言われたフリードリヒ・ヴィルヘルム、その息子のフリードリヒ大王、ビスマルクと共に「ドイツ帝国」を誕生させたヴィルヘルム1世などの 名君を輩出しています。ホーエンツォレルン城の名は11世紀に初めて文献に登場し、その後の紛争で全壊したものの、19世紀半ばに本格的に再建され、2度の地震被害の後、修復されて現在に至っています。 現在この城は最後の皇帝ヴィルヘルム2世の子孫の私有となっています。 城は山頂にあり、駐車場からもさらに急な坂と階段を上がらなければならないので、足腰に自信の無い方は専用のシャトルバスを利用したほうがいいでしょう。城内はドイツ語のガイドツアーで見学となりますが、 英語・フランス語・スペイン語のパンフレットが購入できます。城の 内装は華麗というよりも、ドイツらしく質実剛健な印象を受けました。部屋数や宝物の数はさほど多くはありませんが、ドイツの歴史を身近に感じる機会となりました。 城の周りには歴代の国王・皇帝達の像が並び、城郭からはシュヴァーベンの美しいパノラマが楽しめます。 交通の便があまりよくありませんので、車で行かれることをお勧めします。また、城内にはレストランも あり、シュヴァーベン地方の料理(マウルタッシェ、シュペッツェレ等)も食べる事ができます。(J)

住所: Burg Hohenzollern D-72379 Hechingen
時間: 9:00-17:30 (3月16日〜11月1日) 、10:00-16:30 (11月1日〜3月15日) 
入場料: 城郭のみ:2.50ユーロ、 城:大人5ユーロ、子供2.50ユーロ 
(団体割引、学生料金、シニア・障害者料金もあります)


観光客で賑わう城内


シュヴァーベンの山頂に聳え立つ城

 

国境を越えてドライブ −黒い森地方−

我家の春休みは"Schwarzwald でドイツ人のように暮らす"がテ−マでしたが、アノ辺は意外と遊ぶ所があって、思いもかけず、忙しい日本人的旅行になってしまいました。 
スイスとドイツ、フランスの3国にまたがるこの辺りはワインも食事も、そして、、、ケ−キも非常に美味しい!! 豊かな自然と美味しい空気!人間としての原典に(本能かな??)帰るような気がしました。 昼間はハイキングや、様々な観光地を渡り歩き、夜は満点の星をながめつつ、美食に酔いしれる・・・
特にお勧めは、Staufen というFreiburg に近いブドウ畑に囲まれた村。ゲ−テインシュティテュートの本部が昔あったそうで、その影響か芸術、文化的な香りが高く、またワイン、シュナップスの産地としても有名。街の隅にあるお城跡から眺める景色も素晴らしい!!晴れていればフランス側まで見ることができます!子供連れファミリ−から大人のカッツプルまで、イロイロな楽しみを見つけることができます!!
ちなみに国境を越える際はパスポ−ト、お忘れなく!ウッカリ忘れてドイツを出てしまった私+子供達、再びドイツに入る際コントロ−ルに出会い油をしぼられてしまいました!!!(Y)


ブドウ畑の上から望むStaufen 村


ワイナリーの庭先に昔の手押しブドウ圧搾機がありました

ブドウ畑の頂上にはStaufen城

 

Museumに行こう! 

 

Museuminsel Berlin(ベルリン博物館の島) 

BerlinのMitte地区、Spree川に囲まれた「ベルリン博物館の島」は1999年にユネスコ世界文化遺産に 登録されました。Museuminselには5つの国立美術館が建ち並び、そのすばらしい建築と共に、古代から 現代に至るまでの様々なコレクションによって、ベルリンの文化的中心となっています。 

 

・Altes Museum: 1823〜1830年 Karl Friedrich Schinkelの設計により建築された古典様式。 古代ギリシャ文明の出土品の他、2006年8月よりエジブト美術館がオープン。有名なNofretete女王の 胸像やパピルスのコレクションなど、見所も多い。フラッシュ無しの撮影可。
・Pergamonmuseum: 1910〜1930年建築。古代ペルガモン遺跡の出土品。 
・Alte Nationalgalarie: 1866〜1876年建築。19世紀の絵画及び版画を展示。
・Bode−Museum: 1897〜1904年建築。絵画及びビザンチン文化芸術、通貨の展示。
2006年秋に再オープン予定。
・Neue Museum: 1841〜1859年建築。19〜20世紀の芸術及び歴史の展示。2009年再オープンの予定。 

開館時間:

毎日10時〜18時(木曜日のみ:10時〜22時)
入場料: Museum Insel:12ユーロ、各美術館の料金:8ユーロ(16歳以下の青少年は無料)   
 (木曜日は閉館時間の4時間前から入場無料。) 
Info: www.museuminsel-berlin.de
Tipp: Berlinでは3日間有効なMuseumpass "SchauLUST Museen Berlin"が15ユーロで購入できます。
 詳しくはツーリストインフォメーションで。 www.berlin-tourist-information.de


 DDR Museum(東ドイツ博物館)

2006年7月にSpree川沿いにオープンしたDDR Museum(東ドイツ博物館)は、オープンから1ヶ月半で既に 3万人の入場者を迎えたそうで、ベルリンの新たな観光スポットとして注目を集めています。 館内はコンパクトにまとまったギャラリーといったところ。学校生活や仕事や余暇の過ごし方、家庭生活など、 テーマ毎に一般市民の日常生活がレトロな品々と共に展示・説明されています。所々に引き出しや扉があり、 そこを開けると中にも関連する品物や資料が入っていて、実際に手に取ることもできます。宝探しのように 中を覗くのもワクワクして楽しめます。 館内にはビデオ上映の他、一般的な家庭のキッチンとリビングも再現されており、当時の生活を体感できます。 出生率は西ドイツより高く、女性の多くは仕事を持ち、生活用品も充分あった…等、意外な(?)一面を 知ることができてとても興味深かったです。 DDR Museumでは、社会主義国から届いたハガキや当時の品物などの提供を呼びかげており、今後も少しずつ 展示品が増えていくようです。 

場所: Spreepromnade an der Liebknechtbrücke Karl-Liebknecht-Str.1 10178 Berlin 
(Berliner DomのSpree川を挟んで反対側) 
開館時間: 月〜金&日:10時〜20時、 土:10時〜22時(無休)
入場料: 大人5ユーロ
Info: www.ddr-museum.de



Deutsches Museum 〈ドイツ博物館〉

オクトーバーフェストに代表されるビールの美味しい陽気な街、ミュンヘンは、大都市にふさわしく美術館や教会等の見どころもたくさんあります。今回は日本のガイドブックではあまり詳しく記述されていないドイツ博物館をご紹介します。

館内は原始から現在に至るまでの自然科学、科学技術をテーマに展示されています。拡大し続けているその規模は現在展示面積46000u、約50部門。全部の展示を見るには20km歩かねばならないそうです。
とにかく広いのと内容が多岐に渡るため、1日で全部を見るのは不可能。入場券は1日限りのものしかないので、できるだけ開館の9時に入館することをおすすめします。入口で6DMで購入できるガイドブック(独・英・仏・伊)を手に興味のあるところを絞り、見学するのが効率的です。実験やデモンストレーション等の時間もチェックしておきましょう。プラネタリウム(ドイツ語の説明のみ、3DM。映像がやや見にくい。)以外は追加料金は取られません。例えば午前10:30から1時間は西側のドームが開き30cm天体望遠鏡で恒星や惑星を観測できます。
子供連れの方は、やはり実物展示が充実している船、車、航空機等、乗り物の部門が楽しいと思います。他にもチェンバロやピアノ、パイプオルガン等を集めた楽器のコーナー、変わったところでは1500年前のアルタミラ洞窟の模造展示室。(北スペインのオリジナルは現在見学不可)
乗り物以外の展示で大掛かりなのは地下の資源採鉱の部門。億単位で形成された地下資源が、この数百年で大量に消費され、その恩恵で今日の発展があると思うと少々感慨深くなりました。

歩き疲れたら館内にあるスナックやカフェで休憩。
3階のカフェは下の数学の小展示室とつながっていて、大人も子供もパズルやコンピューターゲームを楽しんでいました。
結局私も全部まわることはできませんでしたが、“さすがドイツ”と訪れた人々をそれぞれに納得させる内容だと思います。(F)

Deutsches Museum

開館時間: 毎日9:00〜17:00(※毎月第2水曜日は13:00から)
休館日: 1月1日、Faschingsdienstag,、Karfreitag,、5月1日、11月1日、12月24、25、31日
入館料: 大人 12DM、学生 5DM、 ファミリー 25DM            ※6才以下の子供は無料
行き方:  ・S-Bahn  Isartor 駅下車
・U-Bahn (1番、2番) Fraunhoferstrasse 駅下車
・路面電車(18番) Deutsches Museum 駅下車, (7番)Isartor 駅下車
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