デュッセルドルフから西へカッセル方面へ車で1時間半ほど行くと、ヴェストファーレン平野にでま す。SoestはStadtmauer(街を囲む壁)に囲まれこぢんまりとまとまった街です。
クリスマス WeihnachtenⅠ ※2001年作成 ドイツではこのキリスト教最大の行事、クリスマスをどのように祝うのか紹介します。 クリスマスにちなんだ暦 グッズ ごちそう・お菓子 クリスマスカード クリスマスにちなんだ暦 Advent(待降節または降臨節)  クリスマス前の4週間。家庭ではAdventskranzやAdventskalenderを飾り、街中にはクリスマス市がたちます。カードを書いた り、プレゼントを用意したりとクリスマスに向けての準備期間のようなものです。 12月6日 Der Heilige Nikolaus(聖ニコラス)  聖ニコラスは約1600年前にイタリアにいたとされる司祭で、ドイツの元祖サンタクロースとも言えます。白馬に乗って街中をまわ り、貧しい人々に食料を与えたり、病気の人たちを励ましました。その伝説が元になって、この日は子供たちが聖ニコラスからプレゼント をもらえる日になりました。いつも良い子にしている子供にしかプレゼントは配られないので、良い子の証として子供たちは自分の靴を きれいに磨き、扉の前に置いておきます。そうすると聖ニコラスがその中にプレゼントを入れてくれます。 12月24日夜~26日 Weihnachten(クリスマス)  ドイツ人にとってクリスマスは、家族で祝う大切な行事です。24日にはツリーを飾り、夜中に教会に行くのが慣わし。25日は家に いて正餐で祝います。この日は独立している子供たちも実家に戻り、家族だけでクリスマスを過ごします。親戚や友人を訪ねるのは 26日です。ツリーの飾りは1月6日のDie Heiligen drei Koenige まで続きます。 子供へのクリスマスプレゼントはサンタが持ってくる、という習慣はなく、プレゼントは家族間で交換し合います。 1月6日 Die Heiligen drei Koenige(公現の祝日)  ベツレヘムの厩で生まれたキリストが初めて公に姿を見せたといわれる日。 3人の王は、将来世の中を救うことになるキリスト誕生のお告げを受け、星の導きに従ってベツレヘムにやって来ました。そこで生まれ たばかりのJesusに会い、祝いの品々を献上しました。 現在は、子供たちが王様の格好をして家々を訪問し、玄関の扉に祝福の印を書いてまわります。これは神のご加護をあらわすものな ので、1年間消さずにおきます。   グッズ ・Adventskranz もみの小枝を冠型に丸く組み、その上に4本のろうそくをたてたもの。Advent の期 中、日曜日ごとに1本ずつろうそくに火を点け、クリスマス・イブには4本全てのろうそく 灯します。 このもみの冠はすでにろうそくがセットになって花屋などで売っていますが、最近ではも の小枝にこだわらず、大き目のお皿にろうそくを置いて、周りに花やドライフルーツを飾 たりと、独自にアレンジする人が増えました。 火事にはくれぐれもご注意を! ・Weihnachtsbaum(クリスマスツリー) 日本でも多くの家庭でツリーを飾りますが、この習慣の発祥地はアルザスおよび黒い森 地方です。古い書物には、24日のクリスマスイブに教会前にリンゴとホスチアと呼ばれ る聖餐式のパン(聖餅)を飾ったもみの木を立て、その回りで集まった人々が踊ったと 記されています。この習慣はフランスのアルザス地方から他の地方へと広まっていき、飾り 方もどんどん変化していきました。 《Stiftung Warentest より》 ドイツでは毎年11月末から園芸店などで家庭用のクリスマスツリーが販売されます。 早めに形の良いものを購入し、12月24日の午前中に室内に移して飾り付けをし、翌 年の1月6日までツリーに電球などを点して楽しみます。買ってきたツリーを出来るだけ新 鮮な状態に保つ秘訣は、屋外の乾いた場所(バルコニーなど)で保管することです。そ の際、切断面が乾燥していたら、もう一度、のこぎりで薄く切断し、水をいれたバケツに 幹をいれ立てかけておきます。水の中に少量のグリセリン(Glyzerin)を溶かすとより新 鮮に保つことが出来ます。 室内に設置する際には園芸店などで販売されているツリー用のスタンド (Baumständer)を用いると良いでしょう。スタンドの中に水差しの付いたものを選ぶ ようにします。 クリスマスツリーはとても乾燥している上に、元々とても燃えやすい成分を含んでいるので、室内に置く際は、暖炉のそばに置かない、 ろうそくの火の位置に気をつける、など火事にならないよう充分な注意が必要です。水が入ったバケツを常にそばに置いておくよう心掛 けましょう。   ごちそう・お菓子 典型的なクリスマス料理は、にしんの酢漬けのサラダと、りんごとプラムの詰め物をしたがちょうのローストに赤キャベツ、じゃがいもで作っ ただんごをつけ合わせにしたものなどです。 クリスマス用のお菓子は日持ちのするシュトーレン、レープクーヘン、クッキーなどが主流です。 子供たちは母親のお菓子作りを手伝って、作り方を覚え、“我が家のレシピ”は代々受け継がれていきます。お菓子についての詳細は 特集記事 「ドイツのお菓子」 をご参照ください。   クリスマスカード ドイツでは誕生日を事前にお祝いする習慣はありませんが、クリスマスカードは早く着いても問題はありませんので1週間ぐらい前に着 くように出すとよいでしょう。 ここではクリスマスカードによく使われる文章を紹介します。 〈Duで呼んでいる相手〉 ・Frohe Weihnachten und alles Gute zum neuen Jahr ! メリークリスマス、よいお年を! ・Dir 〔und Deiner Familie〕wuensche ich alles Gute, viel Glueck und Gesundheit im neuen Jahr ! 健康で幸福な新年を! 〈Sieで呼んでいる相手〉 ・Ich wuensche Ihnen frohe Weihnachten und ein glueckliches neues Jahr ! 楽しいクリスマスと幸せな新年をお祈りします。 ・Zum neuen Jahr wuensche ich Ihnen 〔und Ihrer Familie〕alles Gute. 新年にあたり〔ご家族の皆様の〕ご健康をお祈りします。 クリスマス2 WeihnachtⅡ ※2002年作成 (2019年にリンク等を修正) クリスマスにまつわるあれこれを集めてみました。 ドイツ・クリスマス市の歴史 Krippe  クリスマス・スペシャル   おすすめクリスマス市     ドイツ・クリスマス市(Weihnachtsmarkt)の歴史   街ごとの特徴 かつてクリスマス市では、それぞれ土地の民芸品や特産物しか売ることができませんでした。今でもその街ごとに特徴が見られるのは、 その名残といえるでしょう。 例えばAachenでは“Aachener Printen”と呼ばれるレープクーヘンが有名ですし、エルツ山脈地方では手工業の木工製品がよく 知られています。Nürnbergはレープクーヘンと金の天使(Rauschgoldengel)。Dresdenはシュトレンといった具合です。 また昨今は、ユニークなアイデアでクリスマス市を味付けする街も増えてきました。 例えば、Schilitzには世界一大きなロウソク、Dortmundには世界一のツリー、Osnebrück は世界一のオルゴール、Dresden は世界一のピラミッドなどです。 ドイツではほとんどの街で毎年、最初のアドベントを迎えると同時にクリスマス市の時季がやってきます。 近年は観光の目玉ともなり、大きな街では毎年百万人単位の人々が世界中から訪れるようになりました。中でもStuttgart のクリ スマス市はヨーロッパ最大であり同時にヨーロッパ一美しいといわれています。 参考URL:http://www.deutscher-weihnachtszauber.com/ http://www.weihnachtsmarkt-deutschland.de/index.html デュッセルドルフ・クリスマス市 写真集                                       クリッペにちなんだ動物も登場!                Schadowplatzのクリスマス市 クリッペを売る小屋 Krippe 〈クリッペを見る〉 クリスマス クリッペ博物館 "Krippana"  年間を通してヨーロッパのクリスマス文化を観ることができるクリッペ博物館"Krippana" がアイフル地方ドイツ・ベルギー国境の町ロス ハイム(Losheim)にあります。今ここでは“Die krippe, eine Brücke zwischen Gott und Menschen"と題した特別展が 開かれており、いろいろな年代、様式のクリッペがヨーロッパ各地やアフリカから500点以上展示されています。 週末にはアルプホルンのコンサートも予定されています。  場所:Krippana in Ardenner Center  住所:Pruemerstr. 55 53940 Losheim  Tel: 06557-866  Info:https://www.arskrippana.net/en/ Sankt Maria in Lyskirchen, Köln  この教会のクリッペは設置に3日間を要するという大掛かりなもので、奥行き3メートル、幅9.5メートル、舞台装置の一部は高 さが3メートルもあります。ここに置かれる人形は約65cmです。毎年アドベント前の土曜日から、翌年2月2日まで見ることが 出来ます。 このクリッペの飾りのなかに砂袋がありますが、これは1993年に起こったライン河の洪水をあらわしたもので、当時ライン河は 10.64メートルもの水位となりました。 Clemens-Sels-Museum, Neuss  毎年この時期にクリスマスにちなんだ展示が行われるミュージアムです。 クリスマス・スペシャル クリスマスに向けてあちこちで催されるイベントをRBの独断でピックアップしてみました。 KD-Rheinschiffahrt クリスマス・スペシャル-ADVENT IN DÜSSELDORF 2019年) KD社のイベント用ヨットMS Rhein Poesie号に乗って、ライン河上からクリスマスでにぎわうデュッセルドルフを眺めてみるのはいかが でしょうか?ランチ・ブランチ・ディナーの3タイプが用意されており、街中の喧騒を離れ、優雅に船上からクリスマスの町並みを楽しめま す。費用は16€~68€。 Info:https://www.k-d.com/de/events/kategorie/duesseldorf-1/ おすすめクリスマス市   RBスタッフが実際に訪れて、印象に残ったデュッセルドルフ近郊のクリスマス市を紹介します。 Nürnberg   Bonn   Aschaffenburg   Rothenburg  ロマンチック街道の観光名所、ローテンブルグ。メルヘンの世界の中でマルクトを味わえます。 名物のシュネーバルのお菓子のお店に覗くのも楽しい。 場所:市庁舎前の広場 イースター
※2000年作成 ”Frohe Ostern!!” イースターの季節が近づくと店のショーウィンドウやデパートの特設売り場にはデコレーションの品々が綺麗に 並べられますが、その中でも目をひくのはイースターならではの゛卵゛でしょう。 卵には大きく分けて二種類あります。ひとつは色付けをして室内や庭のあちこちに隠し子供がそれを探すゲ ームに使うゆで卵、もうひとつは生卵の中身を出して殻に絵付けをして新芽のついた枝などに吊るして室 内に飾るものです。 現在では市販のものも種々出回っていますが、やはり家庭で手作りするのが伝統的でその為の道具も数 多く売られています。 手作り卵用の道具あれこれ Eierfarbe(染料)→ゆで卵を作る際に水又は湯に溶かして着色してしまう。 Farbestebchen(スティック状の染料)→ゆでたての卵に色付けしたり絵を描いたりする。 その他に最近では自然派ブームで、たまねぎの皮やあかね草、ゼニアオイなどを使った草木染めなどもあります。絵付けは普通の絵の具も使 われていますが、デパート等イースター特設会場へ行けば専用の絵の具が売られています。 卵の中身を出す道具:卵の上下に穴をあける針と、その穴を通して中身を押し出すスポイトがセットになっているもの。これがあれば生卵の 中身を殻を壊さず上手に取り出せます。 卵型グッズには他にも木製のものや、色とりどり大小さまざまなろうそくなどもあり、ちょっとしたお部屋のインテリアに最適です。 春になると真っ先に花を咲かせる水仙はその色合いからもイースターのイメージにぴったりでドイツ語でOsternglockenすなわち「イースターの 鐘」と名づけられています。その鐘を思わせる花の形が好まれているのでしょう。 その他にもこの季節に花屋に並ぶさくら草やチューリップ、ヒヤシンスなども好んでイースター用のフラワーアレンジメントに使われています。 うさぎ 春先にたくさんの子供を産むうさぎは、子孫繁栄のシンボルと言われていてやはり新しい生命の誕生を思 わせる卵と結びつけられました。イースター当日の朝に「うさぎが隠した卵を探すゲーム」をする由来です。       料理 イースター当日の朝は子供が庭や部屋のあちこちから探し出したゆで卵をはじめ、卵料理を中心に楽しまれます。夕食のメインディッシュには 羊肉やうさぎ肉の料理が一般的ですが、両方とも苦手とおっしゃる方には、羊型やうさぎ型をしたミートローフ用の型も売られています。羊はキ リスト教の「子羊の生贄」から由来したものです。 菓子 卵やうさぎ型のチョコレートはスーパーに山と積み上げられていますし、絵付けをする為に取り出した卵の中身でケーキやクッキーを焼くのもいい ですね。イースター用にうさぎや羊などのケーキ型、クッキー型も出回っています。 Frau Kirchenbücher  「イースターの飾り見せてください」 Karnevel (カーニバル) ※2006年作成   カーニバルの語源 カーニバルの語源には諸説ありますが、"Carne vale!"(肉よ万歳!)からきているという説が一般的になっているようです。 一方で、語源はラテン語の "Carrus navalis"で、その意味はドイツ語で"Shiffkarren"(春と豊穣の女神達が乗る箱型の 乗り物)という説もあります。ドイツではこれを重んじて、毎年パレードには船の山車があり、それにPrinzとPrinzessinが乗って いるそうです。 もともとカーニバルとは、キリスト教以前に遡る、春の到来を祝い、豊穣・多産を祈るゲルマン民族のお祭りだったそうで す。1091年にイースター前の断食期間(Fastenzeit)が宗教会議で制定されることにより、それまで地方によりばらつきの あったカーニバルの暦がほぼ統一されました。Karnevalは今日でもキリスト教の公な行事ではなく世俗的な行事です。各地で 宗教に関係なく多くの人が祭りに参加し楽しむことが出来るのもその所以です。 (現在でもごくわずかですがプロテスタントの影響を強く受けた地域では"alten Fastnacht"、 "Bauernfastnacht"の呼び名で独自の日程で行われています。) 【カーニバルの呼び方いろいろ】 デュッセルドルフ及びケルンでは"Karneval"、南ドイツ、ザクセン、スイスでは"Fastnacht"、バイエルン、チューリンゲン、ブラン デンブルク、オーストリアでは"Fasching"と呼ばれています。 カーニバルのスケジュール  1)Hoppeditz: デュッセルドルフのカーニバル開始宣言は、前年の11月11日11時11分に行われます。Altstadtの市庁舎前で、市長よりカ ーニバルの精 "Hoppeditz"の目覚めが宣言されます。 このHoppeditzはカーニバルの後、「灰の水曜日」に火葬され、翌年の11月11日に目覚めるまで眠りにつきます。キリスト教 に深く根付いた生活の中では11という数字がもともと道化を意味します。(モーゼの10戒、12使徒から1~10と12は意 味深い数字とされている)。"Elfter im Elften"はライン地方のカーニバルの開始の合言葉ともいわれます。 3)Karnevalの本番  6日間(木曜日・Weiberfastnachtから火曜日・Fastnachtまで)の期間中、初日の木曜日・中日の日曜日・最終日の 火曜日の三日間を"Tolle Drei Tage"といい、もともと盛大に祝われる日でした。1823年ケルンで月曜日 (Rosenmontagバラの月曜日または4番目の大切な日という意味で"Der vierte tollen Tag"ともいわれる )も大きく 祝われるようになってからは街によってばらつきが出来、デュッセルドルフやケルンでは木曜・日曜・月 曜、Krefeld、Mönchengladbachなどでは木曜・日曜・火曜日に盛大なお祭りがおこなわれます。 ・金曜日: 祈りをささげる日とされカーニバルの催しは一般的には催されず、特別な呼び名もありません。 ・土曜日:"groten fastelavendsavend"または"schmalziger Samstag" お祭りの前日で特別に大きな催しはありませんが、地域によって異なります。 ・日曜日:"Fastnachtssonntag" "Schutteldach"(Aachen)、"Narrenkirchweihtag"などKarnevalzugと呼ばれる山車や仮装行列もところどころで 開催されます。 4)Karnevalが終わって ・Aschermittowoch(灰の水曜日) カーニバルが終わり、この日から復活祭前日まで、46日間にわたる断食節に入ります。この日デュッセルドルフではカーニバルの 精 Hoppeditzが火葬されて灰になります。この日も仮装をした多くの市民、特に女性が墓地に集まり涙でHoppeditzに別 れを告げます。 デュッセルドルフのカーニバルの歴史   15世紀には既にHerzog Adorfが、Burgplatzにあった居城にゲストを招き、舞踏会(仮装会)を開いていたことがわか っています。 詩人のHeinrich-Heineも、ロウソクの火が灯り、色とりどりの衣装を来た人々が踊る様子を詩にして献上してい ます。 18世紀後半には一般市民たちも風変わりな衣装を着てお祭りさわぎを始めました。1825年2月14日に、初めてカ ーニバルのヒーローがお伴を連れて道を練り歩いたのがデュッセルドルフのRosenmontagzugの始まりと言われていま す。(2000年は175周年記念でした)  現在では、毎年様々な趣向を凝らしたRosenmontagzugが約65台も作られ、デュッセルドルフ市内を行進し、カーニバ ルは最高潮に達します。   カーニバルには毎年モットーが掲げられています。ちなみに2006年のモットーは"Nit Quake-make"で現代ドイツ語で は"Nicht quatschen, machen"と訳され、「あれこれ言わずにやろうよ!」という意味です。 【地域のカーニバル】 日本人学校のあるOberkassel地区では、Rosenmontag前日の日曜日にカーニバルの行列が行われます。毎年、日本 人学校の2年生が参加するのが恒例で、お母さんの手作り衣装に身を包んだ子供達がパレードします。 カーニバルのお菓子   各地のカーニバル   毎年日程の変わるKarnevalとOsternの秘密 ヨーロッパの暦はキリスト教の暦Weihnachtsfestkalender(クリスマスカレンダー)とOsternfestkalender(復活祭カレ ンダー)から出来ています。 Weihnachtsfestkalenderは12月25日のクリスマス誕生に基づいたカレンダーで毎年変動はありません。これに対 し、Osterkalenderは変動するOstern(復活祭)に基づいているためOsternを基準に数える行事や祭日は毎年違う日 にやってきます。Karnevalはその良い例です。カトリックの影響の強い地域とプロテスタントの影響の強い地域で差はあります が、Osternfestkalenderについて2006年を例に挙げて紹介します。 <2006年Osternfestkalender>  
12月に入るとドイツ各地で開かれるクリスマス市 (Weihnachtsmarkt)、ドイツの特許のようになっていますが、その歴 史はいつ頃からはじまったのでしょうか? ドレスデンのクリスマス市が最も歴史が古いと考えられていま す。1434年にはクリスマス市があったという記述が残されており、有名 なニュルンベルグのクリスマス市より古いと言われています。実際ニュルンベ ルグのクリスマス市がいつ頃から始まったのか正確な記録は残っていません が、その存在の最も古い記述は1628年となっています。 その他の歴史あるクリスマス市では、Augusburg、Bad Wimpfen、Frankfurt、Rothenburgで15世紀までその歴史を遡 ることができます。またLübeck、Regensburg、Stuttgart も伝統的な クリスマス市として有名で17世紀には存在していました 当初は「冬の市」や「ニコラス聖人市」として始まり、徐々に現在のクリスマ ス市の形に発展していきました。かつては現在と違い1日か2日しか市 が開かれず、また小屋も建てられませんでした。Hamelnのクリスマス市で は道の上に商品が置かれ、売られていたという話があります。
デュッセルドルフのクリスマス市
Krippeとは? 直訳すれば「飼い葉桶」 ベツレヘムへ向かう途中の農家の家畜小屋でキリストが誕生したと きに、馬小屋の飼い葉桶をゆりかごとして使ったとされる事からキリ スト誕生の様子を表現した飾りをクリスマス・クリッペと呼びます。こ の慣習は1223年のクリスマスに聖フランチェスコが模型ではなく、 実物の飼い葉桶とロバ、牛を岩穴に置き、飼い葉桶を祭壇として 儀式を行った事から始まったとされています。 16世紀の中ごろにはすでに、イタリア、スペインでクリッペを飾る事 が習慣になっており、その後、南ドイツの教会や領主の居城にも飾 られるようになりました。 現在、ドイツではどのカトリック教会でもクリッペを見ることができま す。最初のAdvent に家畜小屋が組み立てられ、聖家族(イエ ス、マリアおよびヨゼフ)が置かれます。東方の三賢人も早くから飾 られる事が多いのですが、彼らが家畜小屋に到着したのは1月6 日とされることから、この日まで待ってクリッペに飾るところもありま す。
〈Krippeミニ知識〉 ●クリッペで有名な地域としては、イタリア・ナポリ地方、チェコ・ボヘミア地方、ポーランドなどがあげられます。ドイツ国内ではアルプ ス、エルツ、ミュンスター地方などが知られています。各地方の風景・建物をあしらった中に民族衣装をまとった聖家族が飾られて いたりもします。 ●時代によって作られるクリッペに特徴があるものがあります。16世紀ごろからはKastenkrippe と呼ばれる箱型のもの、18 世紀のエルツ地方ではKrippenpyramiden、19世紀からは紙製のクリッペなども作られるようになりました。手作り工作キット は子供へのプレゼントとしても用いられ、簡単なものから複雑なものまであります。また、ガラスケースに入ったクリッペなどもありま す。  
海外でもドイツを代表するクリスマスマルクトとして一番に名があがるのがニュ ールンベルグ。フランクフルト、ドレスデン、ミュンヘンのちょうど真ん中に位置し 交通アクセスも良いその上、バイエルンで2番目に大きな都市という割にはそ の中心部はとても静か、ドイツと言えば頭に浮かぶ街を取り囲む城壁、城、 清流ここではペグニッツ川、もちろん教会に仕掛け時計すべてがそろっている ことがこの街に人が集まる由縁かもしれません。ここのクリスマスマルクトの中 心はFrauenkirche(聖母教会)前のHauptmarkt、そこには、かわい い赤と白の屋根を持つお店が並んでいます。この町名物は香辛料の効いた お菓子Lebkuchenです。14世紀からの歴史がありZimtの入った Weihnachtstee(シナモン入りのお茶)やFruchttee(フルーツの香りの お茶)とも愛称が良いです。そして忘れてはならない香草いりの Nuerunberger Wurst。何でも大型のドイツでは珍しく小さなソーセージ でパンに3個ほど焼きソウセージがはさんであります。今ではドイツどこでも手に 入るLebkuchenとNürnberger Wurstですが現地で食べると一段とおい しく感じるのは不思議です。 日程: Info:www.weihnachtsmarkt-deutschland.de/
Soest ゾーストは中世の頃は商業、工芸産業で栄え人の集まる賑わった街でした。今ではドイツ中で食べられるどっしりとした重みのあ る黒いパンPumpernickelはもともとこの街のライ麦パンです。またSoestのビールも有名です。ここでは伝統産業に支えられた Soestらしいクリスマスマルクトを感じることが出来ます。パンの職人さんがその場でこねて作ったどっしりとした丸パンを釜で焼き上 げアツアツで美味です。パン職人さんは肩にビール瓶をひょいとかけ肩越しにビールを飲むなどパフォーマンスを見せるなどちょっとひ ょうきんなドイツの職人芸を楽しむことが出来ます。 Info:www.weihnachtsmarkt-deutschland.de/ 場所:Petrikirchhof  
イースター(復活祭)はドイツ語でOstern。 キリスト教独特の習慣であるため日本人にはまだなじみの薄い行事ですが、キリスト教信者に とっては十字架にかけられたイエスキリストが復活をした日ということで、クリスマス同様1年で最 も重要な祝日です。 ドイツにおけるイースターには、ひとつには先にあげたキリスト教の宗教的な行事、もうひとつには ゲルマン民族に古くから伝わる「春の訪れを祝う祭り」という民衆的行事から由来したものと二 つの意味あいがあります。イースターの際ペイントした卵やうさぎの置物を飾ったりするのは後者 の春祭りを祝う為のものです。 またイースターの日にちは、春分の日以降最初の満月のあとの日曜日と決められているため毎 年変わります。 なお、家庭でのイースターのデコレーションは原則的には当日の朝行うものです。というのもその 2日前の聖金曜日(Karfreitag)とは、宗教的にはイエスキリストの死を悲しみ、華やかな事 を避けて静かに過ごす日とされているからです。しかし今日ではイースターを季節の行事としてと らえ、一般の家庭でも早くから室内の装飾を施すようになってきました。 皆さんもそれぞれのセンスで部屋の中を春らしくアレンジしてみてはいかがでしょうか。
KirchenbücherさんはSauerland(ザウワーラント)にあるSiegen(ジーゲン)市にお住 まいです。もともと手工芸の好きな彼女ですが特に30年以上作りつづけている「イースターの 卵」は、例年フランクフルトとジーゲンで展覧会に出品しているほどすばらしいものです。今年も すでに200個以上作ったそうですが、毎年半分以上は友人や関係者にプレゼントしてしまう そうです。 彼女の作品の絵柄は、ドイツの伝統的な柄からアイデアを得たものです。「毎年の流行は確か にあるし、又その中から得るものもある。が、私は私の美しいと信ずるもの、感じるものを創作し たい」とKirchenbücherさん。 アンティークの家具を時間をかけて修理して磨き、実生活で上手に活用するなど古き良きドイ ツの伝統を大切にしながらも、しかし決して保守的で古くさくならないところが彼女の作品の人 気の理由でしょう。
 そんな彼女からのアドバイス; 〈作るとき〉  ・卵は中身をよく出して洗剤で洗い完全に油気を抜くこと。  ・色付けにワックスを使うと一番色合いが美しい。  ・なにより決してあせらず、豊かな気持ちで作業すること。 〈飾るとき〉  ・色の系統をそろえること。  ・自然のもの(たとえば、小麦、乾燥させたラベンダー、苔、わら、石など)を上手に使うこと。 Kirchenbuecher家のイースターに欠かせないもの。それは、卵とうさぎだけでなく、水仙やレンギョウ などの花、羊やうさぎの型で焼くケーキ、砂糖の入った甘いパンなどです。イースターの朝、家族で囲む 食卓で色つけしたゆで卵の先をぶつけ合い、勝負して”その年のツキ”を占うのも楽しみのひとつだそうで す。
・月曜日: Rosenmontag(バラの月曜日): デュッセルドルフ市内は休日となり、赤ちゃんから老人まで思い 思いに仮装して街へ出かけます。語源は"rasender Montag"(気の狂った月曜日)といい、カーニバルは最高潮 に達します。趣向を凝らし苦心して作り上げた大きな山車や、 仮装した音楽隊達が次から次へとをパレートをします。山車に は政治家や経済を皮肉ったものが多く、山車の上の人々は 「Helau!」と叫びながらお菓子等をばらまきます。 始めから終わりまで見たら3時間はかかるこのパレードですが、 毎年大勢の観光客がやってきます。いつもはハメをはずしそうに 見えないドイツ人達も、寒く暗いドイツの冬を吹き飛ばそうとす るかのように大はしゃぎ。「堅い」イメージのあるドイツ人に対す る見方が変ること間違いなしです!
Zugの上からお菓子を投げます
・木曜日 Weiberfastnacht(女のカーニバル) 女性無礼講の日ともいわれています。もとは市場の女性達がこの日 一日だけ、市長から鍵を取り上げて市を治めるというものでした。現在 では、11時11分にAltweiber(Weiberは女性を指す言葉)と呼 ばれる黒い衣装を着た女性達が市長から鍵を取り上げ市庁舎を占 領します。また、この日には女性は男性のネクタイをハサミで切り、キス をしてもよいことになっています。男性は服装に注意が必要です。 デュッセルドルフではほとんどのお店が午後は休業し、一部の人は仮装 してAltstadt へ繰り出します。徐々にカーニバルムードも高まってきま す。地方により呼び名も様々でWuscheltag(Basel)、kleine Fastnacht(上ライン川)
楽しげに踊る女性達
<カーニバルのKönig> デュッセルドルフには、Karneval Vereinがいくつもあり、毎年そ のVerein全体の中から一人、Prinzが選ばれます。そし て、PrinzessinはPrinzによって選ばれるそうで、よってPrinzessin はその年によりPrinzの奥様だったり、姉妹、いとこだったり、お 友達だったりするのだそうです。   <Karnevals-Prinzessin 2006> 毎年選ばれるカーニバルのプリンスとプリンセスですが、これは 1928年以来、第二時世界大戦期を除いて 続いています。 デュッセルドルフのプリンセスだけは何故か "Venetia"という名前がついています。 ちなみに、今年のKarnevals-Prinzesssinは、 Gerresheimに住む Recarda Dünnwaldさん(36歳)。彼女は、小さい頃からカーニバ ルをとても身近に感じていて、Prinzessinになるのは夢だったそ うです。彼女は、Düsseldorfer Karnevals-Prinzessin Venetia Ricardaとして、3月1日のAschermittwoch(灰の水曜日)まで活 躍されます。
カーニバルのPrinz
2)Karnevalに向けて クリスマス関連のお祝いである1月6日のDreikönige(主の公 現の祝日)の後、KarnevalのPrinz(プリンス)、Prizessin( プリンセス)が大衆に姿を見せ、再びKarnevalの到来を告げす。 KarnevalssitzungまたはKarnevalssessionと呼ばれる仮装パ ーティや、Maskenbaelleと呼ばれる仮面舞踏会は1月6日以降 各地で盛んに催されます。孔雀の羽を帽子につけ独特なコスチュー ムのPrinz、豪華なドレスをまとったPrizessinはここでもヒーローで す。
Karnevalssitzungの様子
"Karneval"とは、日本語では「謝肉祭」の意で、ドイツ語では  "Fastnacht"、"Fasching"など様々な呼び名で呼ばれます。 キリストの復活祭(イースター)の46日前(平日40日と6回の日曜)が  "Fastenzeit"(断食期間)の初日である"Aschermittwoch"(灰の水 曜日)です。カーニバルのお祭りが行われるのはその前の6日間 で、"Weiberfastnacht"(木曜日)から"Fastnacht"(火曜日)です。 しかし、実際にはカーニバルの幕開けはその数ヶ月前の11月11日11時11分 で、カーニバルの締めくくりはFastenzeitの初日であるAschenmittwochで す。  ライン川周辺では、デュッセルドルフの他にケルン、マインツのカーニバルが規模 が大きく有名です。
仮装した人々
2月23日(木):
Altweiber Karneval初日
2月28日(火):
Fastnacht Karneva最終日
(以下ローマ・カトリックに基づく)
3月1日(水): 
Aschenmittwoch
復活祭前46日目。Fastenzeit(40日の断食節)の初日
4月9日(日): 
Palmsonntag
復活祭1週間前この日から15日をKarwocheと呼ぶ
4月11日(火): 
Fastenzeit 最終日
Aschenmittwochから40日目
4月13日(木): 
Gruennerstag
洗足木曜日
4月14日(金): 
Karfreitag(祭日)
キリスト磔刑、死を悼む日。
4月16日(日):
Ostersonntag(祭日 )
春分後最初の満月の後の日曜日(325年宗教会議)
4月17日(月):
Ostermontag (祭日)
4月23日(日): 
Weisser Sonntag
16世紀より子供たちのErstkommunionが行われる
5月25日(木):
Christi Himmelfahrt(祭日) 
復活祭後40日目。(370年より)
6月4日(日):
Pfingstsonntag (祭日 )
復活祭後7週間後。過越の祭り。ユダヤ教に起源。
6月5日(月): 
Pfingstmontag (祭日)
収穫された麦を祭壇に供える。 Pfingstenの語源はFuenfzig(50)イースター後50日を意味す る。
6月11日(日):
Dreifaltigkeitssonntag
三位一体の日 復活祭後8週間後。
6月15日(日):
Fronleichnam
聖体の祝日 復活祭後9週目の日曜。 教会の聖遺物箱の Prozession(祭礼行列)がおこなわれる。 復活祭関連の最後の大きなお祭り。ケルン、リエージュは特に有名
6月23日(金)
Herz-Jesu-Fest 
復活祭後10週目の金曜。歴史も浅く特に一般的ではない
Faschingskrapfen (ベルリーナ) いつもパン屋さんで見かけるベルリーナ、日本で言うならばジャム入りドーナツ で、ドイツではカーニバルの時期に特に目にします。これは、ウィーンのパン職 人であるCaecillia Krapfen が、中にジャムを詰めたイースト入りの生地を 油であげ、周りにお砂糖をまぶして作ったのが始まりといわれています。それ で、彼女の名前をとり、そのお菓子をKrapfenと名づけました。 1900年代に若い女性が、若い男性にKrapfenを半分あげたところ、お 互いに恋に落ちたというエピソードも隠されています。しかし、今ではそのエピソ ードは忘れられ、ただカーニバルのお菓子として知られています。 またこのお菓子、地方によって色々呼び名があります。バイエルン及びオースト リアでは"Krapfen"、ドイツ南西部では"Küchle"、東ドイツでは "Pfannkuchen"、ヘッセンでは"Kreppel"、その他のドイツ及びスイスでは "Berliner"などです。 他にも"Mutzenmandel"(アーモンド型のミニドーナツ)や "Mutzenblätter"(揚げたパイ生地)などの揚げ菓子があります。
<ライン川エリア> 
ライン川沿いの街ではデュッセルドルフと並んで有名な大きなカーニバルです。 ・ケルン :掛け声は"Alaaf(アラーフ)!" カーニバルソングも雰囲気もデュッセル ドルフとちょっと違う。 ・マインツ: 掛け声は"Helau(ヘラウ)!"  デュッセルドルフと違うお国訛り、地 方色が味わえる。
<南ドイツ>
フィリンゲンVillingen 歴史を感じるコスチューム、マスク。
<バーゼル(スイス)>
プロテスタントの影響の強かったこの街はAschenmittwochのあとにKarnevalがや ってきます。
<ベネチア> 
ベネチアマスクをつけた独特な衣装で有名。1797年ナポレオンによりカーニバルが廃 止され、200年後の1979年に再び行われるようになりました。
<テネリファ  (カナリア諸島)>
ヨーロッパのリオ・デ・ジャネイロと呼ばれています。
<ニース>
南仏の花と香りのパレード
Adventskalender 12月1日~24日までのカレンダー。種類はいろいろありますが、子供用だと、お菓子 やおもちゃ、クリスマスの飾りなどが日付の裏に隠されています。良いことをしたご褒美に、そ の日の日付のところ1ヶ所だけをあけることができるのです。子供達はそうやって、待ち遠し いクリスマスまでの日々を数えながら過ごします。 アドベンツカレンダーは1903年に印刷会社を経営していたゲルハルト・ラングさんによって初 めて製作販売されてから、今年でちょうど100年になります。 ゲルハルトさんが子供の頃に12月になるとお母さんが作ってくれたビスケット入りの24個の 袋からアドベンツカレンダー製作のヒントを得ました。 最初のアドベンツカレンダーは、片面は1から24の数字の印刷された小さなポケットが付い ており、中にはクリスマスのお話や詩が入っていました。裏面にはそのお話に関連した絵が入 っていて、その日のお話に合ったポケットに入れていくようになっていたそうです。 今では手芸用品売り場や本屋さんで手作り用キットが販売され、一工夫すると簡単にオリ ジナルのアドベンツカレンダーを作ることも出来ます。